ランス・カヴ・コンタ ポジション比較

2009年10月12日月曜日

ポジション

t f B! P L

大御所 ランス・アームストロングと、最強スプリンターのマーク・カヴェンディッシュとも体格が近いので、コンタドールのも合わせてデータを比較して、ポジションの参考にしてみます。

ランス・アームストロング
身長 179cm
体重 75kg
フレーム TREK MADONE 6.9PRO (M) 58cm
クランク 175mm 53/39T
カセット 11-21T
ハンドル幅 44cm
ステム長 120mm
サドル高 750mm
サドル先端~ハンドル軸 565mm
フロントハブ軸~バー上 605mm

マーク・カヴェンディッシュ 
身長 175cm
体重 68kg
フレーム Scott Addict
(S)
クランク 170mm 53/39T
カセット ?
ハンドル幅 42cm
ステム長 120mm
サドル高 701mm
サドル先端~ハンドル軸 535mm
フロントハブ軸~バー上 556mm

ちなみに前回も載せたコンタドールとgoma2のポジション

アルベルト・コンタドール
身長 176cm
体重 62kg
フレーム TREK MADONE 5.2PRO (S) 54cm
クランク 172.5mm 53/39T
カセット 11-26T
ハンドル幅 42cm
ステム長 120mm
サドル高 740mm
サドル先端~ハンドル軸 560mm
フロントハブ軸~バー上 560mm

goma2
身長 177cm
体重 73kg
フレーム GIANT TCR ADVANCED (S)
クランク 170mm 53/39T
カセット 12-25T
ハンドル幅 40cm
ステム長 120mm
サドル高 735mm
サドル先端~ハンドル軸 545mm
フロントハブ軸~バー上 560mm

まずはランス。

ランスの身長は179となっています。177という説も多いのですが実際はどうなんでしょう。いずれにせよ、最もダイナミックなポジションを取っています。

脚も長く、クランクの長さも175mmを使用。
ハンドル幅も王者の風格で44cmを使用。
ステムは120mmで、ここだけは全員共通ですね。

フレームはランスとコンタとでは2サイズも違います。
フレーム的にはトップチューブ長は29mmの差になりますが、サドル先端~ハンドル軸の長さはランスが5mm長いだけです。
ランスは175mmのクランクを使っていることも考えれば、コンタドールよりは前乗りのポジションではないかと思われます。

ランスのハンドル高さはコンタドールよりも45mmも上。ハンドル落差換算だと35mm差になります。ペダルの位置的に、前乗りよりも後ろ乗りの方が腰や背中を曲げる角度がきつくなります。タイムトライアルのエアロポジションは前乗りが多いです。
ランスは背中の柔軟性が乏しいということは有名なので、大きめのフレームにしてこのようなポジションを選んでいるのかもしれませんね。

続いてカヴェンディッシュ。

並ぶ者がいないほど圧倒的な爆発力を持つスプリンターです。
速筋バリバリで、大腿四頭筋をフルに活かすポジションでしょうか。
スプリント時は腰が浮くので参考にはなりませんが、サドル先端~ハンドル軸が短いことは確かです。サドル高が意外にも低めなので腕もそんなに長くないのかもしれませんし、何とも言えませんねぇ。

そしてコンタドール。

やはりこの中で一番参考になるのはコンタドールのポジションでしょう。サドルは後ろめで、くるくると軽やかな回転。そして山ではすさまじいダンシングを披露。・・・真似できません。

あと要チェックなのはハンドル幅。
みんな42cm以上を使用しているではありませんか。
今のところ換える予定はないですが、もしハンドルを換えることがあれば、42cmにした方が良いかもしれないです。

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