ロードバイクのディスクブレーキはかなりデリケートなパーツで、パッドとローターの隙間は狭く、精度の高いセッティングと日常の点検が必要です。
AEROADをゲットして2000km以上走行した中で経験したディスクブレーキ周りの問題は次のようなものです。
・ドンピシャでど真ん中にセッティングすることが意外と難しい
・強いブレーキングの後にローターが熱変形してパッドと接触してシャリシャリ音がする場合がある。
これについてはシマノが改良版のローターを出しているので、どうしても気になる場合は購入することになるでしょう。
・ブレーキをかけたときの異音問題
この問題が起きると「パォーーーーーーン」というような、けたたましい音がして、実に不快です。
ローターに油汚れが付いていると鳴きやすいというので、ディスクローターは清潔に保つ必要があります。しかし、油を落とすために「パーツクリーナー」を使うと大変なことになります。あろうことか、ブレーキが一時的に効かなくなってしまうのです。パーツクリーナーは石油系溶剤が主成分で、これは油です。油でもって油を溶かしているということになります。一見油汚れが落ちたように見えますが、パーツクリーナーで洗浄した後にブレーキをかけると、10メートルぐらいで回復するのですが、ほとんどブレーキが効かない状態になります。
・雨の日ブレーキの鳴きが酷すぎる
先日、大雨に降られた中でブレーキをかけたら、発狂しているのかというぐらいのブレーキ鳴きが発生しました。
上記のような問題は、リムブレーキでは発生しなかった事象です。
今やロードバイクは、リムブレーキからディスクブレーキへと移行が進み、新しくロードバイクを買われる人は、だいたいがディスクブレーキを選ぶことになるでしょう。
リムブレーキに比べてストッピングパワーがディスクブレーキのメリットであるのですが、その代わりに重量が増加し、上記のようなデリケートな問題が発生し、パッドは新品の厚さが2mmで、残り0.5mmになったら交換となり、リムブレーキのシューに比べてもコスパが悪いなど、デメリットもそれなりにあります。
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