本気でもがけるハンドルをゲット

2011年6月22日水曜日

ポジション 自転車グッズ

t f B! P L

このたび、ハンドルを交換しました。TCR ADVANCEDでもう二回目です。ステムも交換しました。

PRO VIBE7Sというハンドルで、世界最高峰のスプリンターのパワーを受け止める高剛性なものです。実際にラボバンクやHTCハイロードやスキルシマノなどのスプリンターが使っているものらしいです。

購入の理由は、こないだの268 WEDO朝練の最高速チャレンジスプリントで感じたハンドルの違和感にあります。使用していたBONTRAGER レースライトVR ROADハンドルは、軽量でよくしなって振動吸収性もよいのですが、スプリントのパワーを受け止める剛性が不足していました。

重量は増えても、やはり安心してもがけるハンドルが欲しいと思ったのでした。

ステムは、EASTON EA90 –10° 110mmから、PRO VIBE7S 120mmに変更。しかしサドルからブラケットまでの距離は変わりません。ちゃんと計算して買いました。

形状はEA90が丸いのに対して、VIBE7Sは角断面。ロードのフレームと同じように、今のステムは丸パイプでないものもけっこうあります。

P1020605

下の方はすぼまっています。

P1020606

ボルトは下のみで二本締め。上ははめ込み式になっています。

P1020607

左が今まで使っていたBONTRAGERのレースライトVR ROADハンドルバー。右は、今回ゲットしたVIBE7S アナトミックハンドルです。

P1020608

ハンドルにはいろいろな種類があって、大きく分けると3つのタイプに分類されます。VIBE 7Sは、3つの中から選べるようになっています。

Products

今、時代の流行は、写真右側のコンパクトタイプです。自転車屋に並んでいるロードバイクを見ると、ほとんどすべてと言っていいほど、コンパクトタイプのハンドルがつけられています。

数年前はアナトミックタイプが主流だったのですが、GIANTも2010年モデルからほとんどのロードバイクのハンドルをコンパクトタイプにしています。

タイプ別の特徴

ラウンドタイプ

歴史的に見ると、最も古くからある伝統的なハンドルは、ラウンドタイプ。丸ハンなどとも呼ばれます。一番オーソドックスなタイプです。バーの下を持って走行するのに向いていて、スプリントにも威力を発揮します。ベテランが特に好み、プロも多くの人が使っているタイプです。

かつてはバーからブラケットにつながる部分のリーチが長く、かつ前方に傾斜していて、ブラケットポジションは一点固定で自由度がなく、体重が親指と人差し指の股にかかって疲れるというものでした。

しかし、バーとブラケットの高さを同じにするというのが今は一般的であり、僕が使用していたBONTRAGERのレースライトVR ROADや、VIBE 7S ラウンドタイプもそのように設計されていて、ブラケットポジションで快適に走行することができます。

アナトミックタイプ

角張っているタイプのハンドルです。数年前まではこれが主流で、ロードバイクのハンドルはこれがかっこいいとされてきたものですが、いつの間にか時代遅れになってしまいました。

今、完成車でアナトミックタイプのハンドルが装着されているのは滅多にありません。GIANTなら、TCR ADVANCED SLのラボバンク仕様のぐらいじゃないでしょうか。

数年前のツール・ド・フランスなどの写真では、多くの選手がアナトミックタイプのハンドルを使っていたのを見つけられますが、去年とか今年の写真となると、すっかりコンパクトタイプへと移行していたりします。

かつてはブラケットを持ったときに、バーと水平で持ちやすいという特徴でしたが、今や他のタイプもそれが主流となっているのでこの部分はパス。

下ハンはまっすぐな線になっているので、一点固定での持ちやすさは抜群です。しかし、下ハンを持ったときに、ブレーキレバーまでの距離が遠く、手の小さい人は非常に扱いにくいという欠点があります。

また、それだけではありません。ポジションが合わないと、下ハンを持ったときに手首が急な角度で曲がることになり、手首を自然な形にしようと思ったら、上体を相当前傾させなければならず、そうなると初心者には大変扱いにくいので、完成車に採用されにくくなっているようです。

合えば非常に良いハンドルですが、合わなければ欠点だらけということになるので、決して万人受けするものではありません。

しかし、僕はこれに決めました。さんざん悩みましたけど。

コンパクトタイプ

アナトミック・シャローともいいます。最近の完成車についているのは、ほとんどコンパクトタイプのハンドルです。猫も杓子もコンパクトタイプといった状況です。

実はこのハンドル、まったくもって欠点がありません。上ハンドルはもちろん、下ハンドルのどこを持っても持ちやすく、しかも手首に無理がかからないようになっています。しかも手の小さい人でも下ハンでブレーキが扱いやすいようになっています。ブロ選手もコンパクトタイプを使う人が増えています。

まあ、そんなわけでよっぽどコンパクトにしようかと悩みました。しかし、アナトミックにしました。どれが良くて、どれが悪いという問題ではなく、単なる好みかもしれません。あと、ポジションさえばっちり合わせれば、アナトミック最強?という考えもありました。

下の写真は、今まで使っていたBONTRAGERのレースライトVR ROADと、PRO VIBE 7S アナトミックの比較です。

VIBE 7Sはバーが31.8mmのままカーブのところまで来ているので、すごく太いです。ベンドの部分も浅く、太いので、競輪のハンドルのような剛性を感じさせます。

P1020609

さっそく、取り付けてみて問題発生。

なんと、VIBE 7Sのステムの高さが標準のステムの規格と違い、そのせいで、ヘッドのキャップがちゃんと固定できなくなってしまいました。

増谷自転車に行くと、御大二人は展示会で留守。あの西峠を15分10秒台で登るという噂の激速クライマー店員が一人でした。しかし、このタイムはどうあがいても破れそうにありません。

とりあえず、薄いカーボンスペーサーをもらいセットしてもらいました。

そしてバーテープをゲット。

コブラ・・・。

P1020610

ハンドル回りがかなりいかつくなりました。

P1020611

今回、こだわりのポジション出し。

ブラケットは、標準よりもやや上位置。上ハンでは手のひらが自然にブラケットを握れるように。下ハンではブレーキは多少遠くなりますが、手は大きいので十分握れます。ハンドルの角度は下ハンを水平に近くセット。

P1020612

ちなみに下は無知だった去年のポジション。RACEFACEのアナトミックハンドルですが、レバーはやや下向きに付けられていて下ハンからはブレーキが近くて握りやすいですが、下ハンが立ちすぎてしまい、手首はかなりつらかったです。やはり自分でポジションを研究して合わせていかなければいけませんね。

[P1010575[4]

ハンドル回り

P1020613

かなり戦闘的になっています。実走が楽しみです。

ブログ アーカイブ

このブログを検索

人気の投稿

QooQ