当初から存在したヘッドの異音問題
AEROAD CF SLX 8 Disk Di2の代表的な異音はシートポストで発生していましたが、実はヘッド部分からも時折異音が発生していました。ヘッドの異音が発生する条件は、前輪へ強い衝撃荷重がかかったときに起こりやすく、特に下り坂でハンドルに体重が乗っているときに凸凹の路面で一瞬「パキッ」という音が出るというものでした。
最初ヘッドのガタを疑ったのですが、しっかりと取り付けても直らなくて、しばらく様子見をしていたのですが、どうも気持ち悪くてついにヘッド部分をメンテナンスすることにしました。
組み付け状態ではグリスは控えめでした
ヘッドのスペーサーを外すときに一度ベアリングを見ているのですが、このあたりは元々あまりグリスアップはされていませんでした。ステム一体型のハンドルだし、上から水が入ってこない構造になっているのかなと思い、またマニュアルにもヘッド部分のグリスアップについては全く触れられていなかったので、そのまま走っていました。
一ヶ月1000kmでベアリング周りの黒ずみと錆を確認
納車から一ヶ月、1000km以上走り、ちょっと激し目の雨にも降られたこともありました。さて、固定ボルトを緩めてみて、ヘッドの状態はどうなっているか確認すると、まず下のベアリングは割と綺麗でした。
ところが上のベアリング周りのうっすらと塗られたグリスは黒ずみ、金属部分にはちょっと錆が浮いていました。これは盲点でした。
これは一度拭いたものですが、もっと汚れが酷かったです。
ヘッドからの異音が見事解消
ヘッドの異音が鳴りやすいポイント、いつも速度を落として慎重に走っていた「悪路の激坂下り」の場所を、5回連続で登っては降りを繰り返し、速度も速めに降ってみましたが、ヘッドから異音がしなくなりました。これは嬉しかったです。やはりAEROADもヘッドのグリスアップは重要です。初期状態ではグリスの量は心許ないので、AEROAD CF SLXユーザーの皆さんは、絶対に最初にやるべきメンテと言えます。
シートポストのグリスアップとは違って説明書には載っていないですが、ヘッドパーツのグリスアップはやりましょう。
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