11速Dura Ace 9000 10点セットをゲットしました。
今回のDura Aceについては、正式発表前の未確認リーク情報の段階から導入を考えていました。
新しいDura Aceは11速になって、今までの10速ホイールが使えなくなるということで導入へのハードルは高くなっていますが、Mavicのホイールなら最初から付いているフリーハブのスペーサーを抜けば11速スプロケットを取り付けることができます。
これを知ってから、Mavicホイールを2セット使用している僕にとって、最早躊躇する理由はなくなりました。
これまでのコンポ遍歴は5600の105、SRAMのFORCE、6700ULTEGRAと来たので、このたびの9000 DURA ACEは順当な進化と言えます。6700 アルテグラを購入してからまだ1年半ぐらいしか経っていませんが、アルテグラはそのままTCRへと移植されます。実は今のTCRに付いている105の左レバーが先月壊れてフロント変速できなくなってしまいました。
デュラエース9000は、11速化はもとより、握りやすさ、ブレーキの引きの軽さと効きの良さ、これなら電動いらないんじゃ?という人もいるほどの変速操作の軽さ、シフトダウン時にチェーン落ちを防止するように働くトリム機能、復活した三段階シフトダウンなどなど、素晴らしい性能を持っていいます。
昨日はDURA ACEを取り付ける下準備として、BB交換とフレーム清掃を行いました。
フレームをぴかぴかにしたくて利用したのが、和光ケミカルのWAKO'S バリアスコート。
フレームにガラスコーティングをかけたくて、いろいろ調べていたら評判がよかったので、これにしました。ぴかぴかになります。新品クランクにもかけましたよ。
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BBはDURA ACE 10点セットに付いてきていますが、Press Fitタイプではないので、これはまたTCRの交換用に取っておくこととします。
新型クランクは特徴的な構造で、腕の幅がごついです。プレスフィットの新BBは入手できなかったので、BBはトーケン製のに甘んじました。耐久性は疑問ですが、すごく回転はいいです。
新しい構造になったブレーキは、引きも軽く効きも良いということで、注目のパーツです。
ハンドルは新しくPROのVIBE7Sラウンドを取り付け。STIレバーの取り付けは標準的な位置にしました。すなわち、下ハンを床に添わせて置いたときにブレーキレバーの先が床に触れる位置です。
リヤディレーラーを手で動かしてみると6700アルテグラよりもだいぶバネの力が軽かった5600の105と比べてもさらに軽く、しかも大きく動かしても反発力が増えていかないようになっています。どのギヤでも同じ力で変速できるという触れ込み通りです。
スプロケは11ー28T。カーボン素材があしらわれていて、軽量化の一端を担っています。Mavicのキシリウム・エリートのハブに付いているスペーサーを外したら、問題なく取り付けができました。
フロントディレーラーは機能向上で、説明書がないとちんぷんかんぷんです。セットの中に付いているユーザーマニュアルは、使用上の注意とかそんなレベルで、取り付け方や細かいセッティングについては書かれていませんでした。これについてはシマノのサイトからDura Ace 9000のディーラーマニュアルをダウンロードすることができたので、なんとかなりました。
従来、FDはワイヤーで引かれたときに少したわんでしまう構造でしたが、新しいDURA ACEではフレームに小さいボルトを立たせて支えることで変形しないようになっています。フレームを保護するためのプレートも付いていましたが、TCR ADVANCEDの場合は、ボルトの位置はFD台座の金属部分、ボルトの上だったので小細工は無用でした。
ワイヤーのルーティングについてはフレームに応じて2種類の留め方から選択することができるようになっています。あと、チェーンとの接触面に摩擦を低減させる樹脂プレートが付いてるのも見逃せません。
FDDの取り付け手順とか調整方法も変わっているので、ディーラーマニュアルは必読です。
STIレバーは一回りスマートになり、確実に握りやすくなっています。SRAM FORCEから6700アルテグラに乗り換えたとき、6700アルテグラのブラケットの太さにかなり違和感を覚えましたが、9000 DURA ACEのブラケットはちょうどいい持ちやすさになっています。
ワイヤーは特殊コーティングで摩擦抵抗が激減しています。コーティングはデリケートなので、摩擦抵抗の起こるワイヤーキャップは付属の物を使用することが必要です。唯一の問題は、TCR ADVANCEDのブレーキアウター受けのサイズの問題で、付属のキャップがどうしてもはまらず、そこだけ前に使っていた物を使用しなければならないことでした。抵抗が起きないように、キャップの口を細いダイヤモンドやすりで磨いて、少し広げてみました。
チェーンは11速化されて幅が狭くなっています。11速対応のチェーンカッターも同梱されていたので、問題なくチェーンも張ることができました。
ペダルはカーボン製で、今まで使っていた6620アルテグラと比べてだいぶ軽量です。Qファクターも狭くなり、スタックハイトも小さくなって、入力が中心へと近づくため、ペダリングが変わりそうです。
新しい青色クリートが付属していましたが、当面は今までの黄色のを使うつもりです。
ブレーキ、シフトのワイヤーを張り、ディーラーマニュアルに従って、フロント、リヤともに変速調整を行いました。リヤの変速操作は非常に軽く、シフトダウンも人差し指一本ですぱすぱ行けます。特にあの重たかったフロント変速の軽さは別次元のものとなっています。7900DURA ACEで一時無くなったフロントのトリム機能は進化して復活していて、アウターからインナーに落としたときにトリムが効いた状態でチェーン落ちを防いでくれます。もちろん、ブレーキも引きが軽くなりました。
DURA ACE 9000を取り付けての重量測定で、ペダルなし、サイコンあり、単四2本のリヤライトありという条件で6.9kgでした。かなり軽量になりました。
しかしペダル、ボトルケージ、ツール缶、携帯ポンプ、前ライトを装備すると7.8kgになります。まあこれは仕方が無いでしょう。
走るのが楽しみです。
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