DURA ACEとULTEGRA ハブの精度の違い

2017年9月7日木曜日

メンテナンス

t f B! P L
アルテグラ WH-6700 フロントホイールのハブをメンテナンスしました。

17mm薄型スパナを使用して軸を外します。

左右のパーツが混じらないように仕分け。
古いグリスはしっかり残っていたものの黒く変色していました。パーツクリーナーで古いグリスを洗い落とし、しっかり拭き掃除をしました。
汚れたグリスを拭き取り
新しいグリスを付けて、ピンセットで一個一個ボールを取り付け
交換が必要な部分はなく、無事に組み付けることができました。グリスアップと玉当たりの調整でハブの回転が少し滑らかになりました。

デュラエースのベアリングは小さいのが13個でしたが、こちらのアルテグラはやや大きめの玉が片側11個ずつ入っていました。

最近、DURA ACEのハブもバラしたので気付きましたが、ULTEGRAとの違いとしては、パーツの重量もそうですが、精度の違いがあります。

玉当たり調整のとき、玉押しを指で締め込んでいくと、ベアリングと接触したときのダイレクト感があって、あるポイントから締め込みが急に重くなるのが分かりやすいのがデュラエースハブ。

アルテグラハブは、そこのポイントが少しぼやけていて、どの位置で固定したら良いのかベストの位置がわかりにくいと感じました。

もちろん、この精度は回転の滑らかさにも直結します。DURA ACEのハブはやはり滑らかです。ヌルヌル感が違います。しかしその微妙な優位性は、しっかりとメンテをしないと保たれないと言えます。

シマノホイールで、DURA ACEとRS-81は、実はリムとスポークが同じもので、ハブだけがDURA ACEとULTEGRAで違うと言われています。そのハブ(+ロゴ)が違うだけでかなりの価格差となっています。

メンテを怠ったDURA ACEホイールは、ちゃんとメンテされているULTEGRAホイールに回転性能で負けることもあります。DURA ACEホイールをお持ちの方はRS-81との価格差分の性能?を維持するためにもしっかり気を使ってメンテをするべきでしょう。



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