DURA ACE 9000 フロント変速について

2012年11月7日水曜日

自転車グッズ

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操作が軽くて、素早い変速が可能なDURA ACE 9000のフロント変速のインプレですが、気になった点があるので書きます。

9000 DURA ACEのフロント変速の軽さは、新開発のケーブルによるところも大きいですが、フロントディレーラーのバネの力がかなり小さくなっています。これは手で直接操作してみたら分かりますが、6700アルテグラ等と比べると歴然です。

バネが弱いとどうなるかといいますと、アウターからインナーに変速するときにトルクをかけていると、リヤのチェーンの位置によって、変速してくれない場合があります。

フロント変速時にトルクをかけると、チェーンラインに沿って力がかかります。チェーンがリヤの小さい方のギヤにかかっていたら、フロントのチェーンは少なからず外側へ引っ張られ、大きい方にかかっていたら、内側へ引っ張られます。

フロントのチェーン落ちトラブルは、リヤが内側の軽めのギヤでトルクをかけながらフロント変速すると起こりやすいです。それを恐れて、6700アルテグラ+SRAMクランクでは、まず先にリヤを重いギヤに変速して、それからフロント変速を行っていました。これでだいたいトラブルは解決できました。

アルテグラのフロントディレーラーはバネが強いので、リヤが重いギヤに入っていてトルクをかけながらフロント変速をしても、問題なくフロントは変速してくれました。

しかし、DURA ACE 9000では、同様の状況ではバネの力が外側にチェーンを引っ張る力に負けて、トルクを抜かないと変速してくれません。

もちろん、リヤが軽い側のギヤに入っていれば変速は可能で、激坂を強烈なトルクをかけながらでもチェーン落ちせずに変速してくれました。これがだいたい真ん中ぐらいから重いギヤの方に行くに従って、変速時にトルクを抜くようにしないとフロントがインナーに変速しなくなります。この辺、ちょっと慣れが必要です。

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